山田歯科医院|渋谷区幡ヶ谷|一般・小児・審美・矯正歯科など

歯科難民を救え!Dr.Yamada'sブログ

はじめに…

『ガン難民』という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
「ガンであることを知りながら自分にとって最良の治療法を知ることができず、多くの情報に振り回され満足な治療を進めることができない患者」を指す言葉です。
全国で130万人(2002年)といわれるガン患者総数の約半数67万人いるといわれる「ガン難民」は、医師からわかりやすい十分な説明を受けることができず、不満から医院を転々と移り変わる。そのたびにインターネットや書籍、テレビ、新聞などの情報に翻弄され、断片的な知識ばかりが増え、治療を選ぶことさえできなくなるのです。

(順天堂大学医学部 樋野興夫教授談)

歯科医療には、これに似た『歯科難民』がいます。

私の医院では初診時に90分のデンタルインタビューをしています。
そこで聴く、患者さんの声は患者さんの人生をも左右する大切なものです。


その声を頼りに、その患者さんにとって本当に必要な歯科医療を提供することで、患者さんの将来が明るく変わっていくのです。


このブログは、漂流する歯科難民救済をライフワークとする山田歯科医院院長の活動や思いを綴ったものです。


この世界から歯科難民がいなくなることを願って…。

新年度ここまでは・・・研修 講習会 勉強会 学会

2014年4月2日 (水) 18:30

4月に入り新年度ということもあり、何かと慌ただしい日が続いているかと思います。 昨年秋、アメブロ「歯科難民を救え!」ブログから移転して新たなブログを作るのに思ったことは、私がどんなことをしている歯科医師なのか知って頂くことからはじめようと思ったことから日記的に書いてきました。 その分、歯科難民を救うための内容は多くなかったかもしれません。 ブログは自分の考えを言いたい放題言うことができるといういい点がありますが、逆にいうと、根拠もないことを勝手な考えからまるで真実化のように語ることもできてしまいます。 最近寄せられるメールを読むと「HPなんて信じられない」「行くと全然書いてあることと違った」という落胆の言葉が目につきます。 多くの歯科医院のHPには「いいこと」ばかりしか書いてないのはHPが広告として使われているからです。 嫌なこと、面倒なこと、負担になることは書かないのが広告たるHPの特徴です。 根拠を示すことは歯科医療が医療であるためには絶対に必要なことだと思います。 これを欠いたら歯科医療は医療でなくなり、ただの修理屋と化します。 このような歯科医療を行う上での根拠のことをエビデンスと言います。 科学的根拠に基づいた医療としてEvidence Based Medicine (EBM)といって最新の歯科医療においてとても重要なことです。 ただ虫歯の穴を埋めるだけでもこのEBMによって治療結果が異なるのです。 より高いエビデンスに裏付けられた歯科医療が求められます。 言い換えればその治療法はどんな論文によって証明されているのか? その論文のレベルによって問われるのです。 しかし、論文もない、ただの経験則で「大丈夫」「これが一番」などと治療方法が決められるのは保健医療中心の歯科医療の残念なところです。 現在でも健康保健で使用可能な歯科用金属の中には諸外国ですでに使用禁止処置がとられているアレルギーや発がんの危険のあるものも含まれているのをあなたはご存知でしたか? その金属を使うかどうかは歯科医に任せているのですよ。 あなたの銀歯は大丈夫か?

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第2回ナラティヴ・コロキウム開催

2014年3月23日 (日) 16:36

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去る3月21日(金祝)ナラティヴ・コロキウムが駒澤大学深沢キャンパスアカデミーホールで開催された。

ナラティヴとは「物語」の意味。

従来、医学的専門性を「権威」として有無も言わさず行われてきた医療が医学的根拠だけではうまくいかない時代が来ている。

歯科医療でも、高度な治療技術は進歩してきたがこと「長持ち」については材料や技術では立ちいかない現実に今遭遇している。

歯科疾患の原因は患者さんの中にあり、根底にある生活そのものが病気を引き起こしています。

患者さんの言葉で綴られた患者さんの視点からの病気体験が今の口腔を作っているのです。

例えば、子供の頃虫歯治療で歯医者で痛い思いをした方はきっと歯医者嫌いになったことでしょう。そのため虫歯があることがわかっていながらついつい歯科絵の足が遠のき、我慢できないほどいたくなってから歯科医に行くのです。

ナラティヴの重要性をを理解し、医院として取り組んでいない医院では、そんな患者さんの過去の経験やそのことで歯医者嫌いであることを知ろうともせず、虫歯の治療をするのです。

あなたは「歯を削られた」「抜かれた」「神経をとられた」と被害者のように言わないでしょうか?

これが病気体験の結果起こるあなたの気持ちに由来しているのです。

医者に「盲腸をとられた」「お腹を切られた」とは言わないですよね。

「盲腸をとってもらった」「お腹を切ってもらった」ということでしょう。

今回のナラティヴコロキウムは日本で医療にナラティブを最初に取り入れた富山大学保健管理センター教授 齋藤清二先生、名古屋市立大教授 野村直樹先生、御茶ノ水大学准教授 岩壁茂先生を講師に迎え開催されました。

午後からのグループディスカッションで「歯科でナラティブ?」と皆さんから言われ、歯科医療におけるナラティヴの必要性の話をしたところ大うけ!

グループ代表としてステージに上がり、歯科医療におけるナラティヴの話をしたところ医療におけるナラティヴについてまだ理解が難しい参加者から「とてもわかりやすい事例でストンと落ちた」「歯科でナラティヴなんて感動しました!」と総会後の懇親会でも入れ代わり立ち代わり参加者に話しかけられほとんど食事ができませんでした。

当院のデンタルインタビューは歯科医療における歯科医療者の姿勢、フィロソフィーを示すものですが、その根幹には患者さんの視点ナラティヴがあります。

講師の先生方は事前に私のHPをご覧になっていらっしゃったり、とても関心をお持ちになったり温かい声を頂きました。

その言葉は「先生、大変でしょう。頑張ってください!」

もう20年近く初診90分の時間をおとりして患者さんのお話を聞いているので苦にはなりませんが、実はとても難しいんです。

今でこそそんなことはありませんが、時間をとることの経済的な負担もさることながら、患者さんお話を聞く技術が伴わず、効果がないのです。

時間をかけても効果が上がらない時ほどつらいものはありません。

挫折しますね・・・。

そんな時期を脱して今があります。

残念ながら世界規模で見てもナラティブを歯科医療に取り入れることができた歯科医院は数少ないと思います。

これが当院に通い続けて頂ける他院との大きな違いなのだと思います。

人間らしい人と人とのかかわりこそ、歯科医療の成功の基本なおだと思います。

 

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CDC3月例会

2014年3月15日 (土) 18:20

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3月13日(木)CDC3月例会が行われ会員30名ほどが出席した。

現会長名古谷明宏先生と執行部最後の例会だった。

CDCは日本で一番歴史の古いスタディークラブで、そのベースには顧問のDrビーチ、Drパンキー、片山恒夫先生など歯科医療の歴史を作った先生方がいらっしゃいます。

私は他の度の会よりも患者さんの気持ちや思いに寄り添い、ただ技術で直すのではなく、歯科の病気を持った患者さんが2度と同じ辛い思いをしないようにという思いから真摯に学び、歯科医療を行うまれなスタディークラブだと思っています。

それぞれの先生は個性的で、信念を持った診療姿勢は感動すら与えます。

技術だけでは口腔の健康は守れません。

新執行部はいよいよ私の同期、輿石先生が会長です。

いつの間にかそんな年齢になったのか…。

 

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顎関節症治療最前線:第2回TCH研究会 顎の痛み

2014年3月5日 (水) 18:37

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3月2日(日)第2回TCH研究会「TCHの概念とコンセンサスを報告する会&アドバンスセミナー」が満席にて開催されました。

TCHとはTooth Contacting Habitの略で「上下の歯の異常な接触の癖」を意味します。

最近ではこの考えを提唱した先生のひとり、東京医科歯科大学顎関節治療部の木野孔司先生がテレビに出ていらっしゃるのでご存知の方もいらっしゃる賀茂しれません。(木野先生の書籍は当院HPでも紹介しています)

顎関節治療の世界的観点からみた最新の治療法であると思います。

私は2年ほど前に木野先生が主催する「次世代の顎関節症治療を考える会」

http://www.tmd-kino.com/ の第1回の講演会に参加し、木野先生にお願いして東京医科歯科大学顎関節治療部を見学させて頂いた頃から取り組んでいます。

実際に当院では2013年1年間で顎関節症関連症状で来院された患者さん30名に実施し29名はTCH是正指導によって症状が改善しています。(ほとんどが1回の来院のみでその後訴えがなくなりました。)

残りの1名は急に歯がしみるようになったとの訴えで、レントゲンでも全く問題がないにもかかわらずしみるとのことでTCH是正指導をしましたが、TCHはあるもののTCHが起きた原因が痛くなる前にメガネを新しくしてツルが合わずに治していないとの話があり、その後の来院で「メガネをなおしたらすぐに治った」とのお話で、TCHとの因果関係がはっきりしないのです。

まだまだTCHについても誤った理解が多く、なかなか大きな効果をあげられない先生も多いようです。

患者さんがびっくりしてしまうので・・・。

しかも歯を削ったりかぶせたりしない。

そのうえもちろんお金もあまりかからずにできる。

こんな治療があるんです。

歯科医自身が目から鱗が落ちる考え方です。

是非、お悩みの方は歯を削る前に、TCHに取り組む歯科医院にお問い合わせください。

ちなみに、お知らせする会、アドバンスセミナー、懇親会と当院歯科衛生士と出たのですが、会の主要メンバーが知り合いばかりなのでその後も2次会に行き、最後は顧問の東京医科歯科大学顎関節治療部西山先生とうちの歯科衛生士を見送って解散。0時を回っていました。

懇親会の席で、8月の第3回のアドバンスセミナーでの講演を依頼されました。

実際に実践して効果をあげるために必要な心理学、行動科学の理論をお話しします。

 

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2014歯科臨床研鑽会総会in東京

2014年2月20日 (木) 20:13

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2月16日前夜祭に続き総会が開催されました。

 

今回の講演は東は内藤正裕先生、西は六人部慶彦先生のお2人。

お2人とも補綴の大家です。

内藤先生のお話は何回聞いたことがあるのですが、六人部先生は初めてでした。

六人部先生はまさに神業的なテクニックの持ち主で言い方をかえると「超オタク」ですが、治療にかける情熱と時間は半端ではありません。

たった1本の歯を仮歯から入れるのに多分半年以上の時間を費やして入れられるのだと思います。

とても普通の患者さんなら待ちきれないのでは?

それでも出来上がったセラミックの歯は素晴らしいです。

きっと費用も素晴らしいと思いますが・・・。

内藤先生は講演中に「六人部先生のようにはなれません。ならないで下さい。」と言っていました。

これだけのことをするのは普通の人ではできない。多くの犠牲を払ってこれだけのことをするには相当の覚悟が必要・・・とのことでした。

内藤先生はさすがに長い経験から歯科臨床の難しさや一人の歯科医師の限界などについて若い歯科医師向けにお話をされました。

ただきれいな、上手な治療をするのではなく、自分の腕の限界をしっかりと見極め、長期的な視点から治療を進めることが大切なのだとお話を伺いながら再確認しました。

最近、多くの大家が自分の失敗を示し、若き歯科医に警鐘を鳴らすことが多くなりました。

最新の技術に踊らされ、自己満足的な治療が特に若い歯科医師に目立つのがこれからの歯科界の大きな不安です。

 

 

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2014歯科臨床研鑽会総会前夜祭

2014年2月19日 (水) 14:55

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2月15日歯科臨床研鑽会総会に先立って前夜祭が行われました。

歯科臨床研鑽会は西の高田先生、東の櫻井先生(画像)を中心に若手の実力のある先生が集まる会です。

どちらかというと最新の技術を追い求める先鋭的な会と言ったらいいでしょうか・・・?

前夜祭と言ってもただの呑み会では終わらず、6名の先生方のプレゼンテーションがありました。

内容は若手の症例に対する相談や過去に発表された治療のその後の経過、また、斬新な治療方法など若手の会にふさわしい元気なプレゼンテーションでした。

初めて発表される先生もいらっしゃり準備も大変だったことと思いました。

それでもそんな経験は成長のためには必要なのです。

人前で発表するということはとても責任の重いととなのです。

私も講演や勉強会でお話をさせて頂きますが、自分の発言の根拠をしっかりと示す必要があり、その準備はとても大変です。

前夜祭には翌日の総会の演者であるくれない塾の内藤先生も出席され発表を聞いて翌日のご講演の内容に手を入れて下さると熱が入っていました。

50代の集まったテーブルでは発表にブツブツ唸る先生がたくさんいましたが、そんな世代の私たちにも良い刺激となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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講演に行ってきましたin札幌

2014年2月3日 (月) 21:22

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2月2日(日)札幌の東京ドームホテル札幌で開催されました北日本インプラント研究会の新年交礼会で講演をさせて頂きました。

北日本インプラント研究会には8年ほど前からお世話になっており、今回は新しい会員に向けて歯科医療の本質や患者さんとの良好な信頼関係を築くために大切なコミュニケーションの重要性についてお話尾しました。

日本歯科医療管理学会会長の永山先生や北海道医療大学補綴科の越智教授にもご出席頂き盛会に終えることができました。

永山先生から「山田先生の言うように歯科医療においてコミュニケーションはとても大切だとは思うが、果たしてそれだけ詳細にわたるコミュニケーションをとって経営的にどうなのか?」とのご質問を頂きました。

歯科医療において患者さんとお話しすることは大切なことであるのは皆さんご理解して頂いているとは思いますが、実はネックになるのはお話を伺う時間が経営的にマイナスになるという見方があるのです。

確かに歯科医療はしゃべっていても1円にもならないのは事実です。

しかし、お話を通して患者さんの考えが明確になり、治療に対して理解が進み、協力が得られることはのちの治療の効果を高めることに役立つだけでなく、治療した歯を長持ちさせることができるのです。

この効果は、例え経営的にマイナスであっても患者さんにとっては大きなメリットとなり、長い時間の経過の中で大きな違いとなるのです。

その結果が、現在の山田歯科医院が700名を超えるメインテナンス患者さんとその患者さんからのご紹介でお出でになる新しい患者さんだけで成り立っている事実につながるのです。

 

確かに、経営的には決して効率の良いやり方ではないと思いますが、患者さん本意と考えるならば医院経営的にもメリットは大きいのではないかと私は思うのです。

当院での治療の恩恵を受けた患者さんが、喜んで下さり、ご紹介を頂くことが当院の実績であり、3代続く当院の誇りでもあるのです。

まだまだ逆風強い中、負けずに頑張ろうと思います。

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歯内療法講演会in札幌

2014年1月28日 (火) 12:40

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1月26日札幌で行われました佐藤暢也先生の歯内療法のハンズオン講演会に参加してきました。

佐藤先生の経歴には、私の歯内療法のルーツである大谷満先生がいらっしゃいます。

同じ師を持ち現在こうして講師をされている先生の話は信憑性があり、根本が共通しているため単にテクニック的なことだけでなく、治療の根拠に至るまで安心してお話が聴けるところが良いところです。

最新の機器導入における「勘どころ」についても細かくお話し頂き機械的な根管治療の「器具の破損」という事故に対しての対策などを学びました。

機械による歯内治療は第4世代を迎え、初期からの課題であったこの問題についての技術的解決策が進歩してきた。

術者側は簡単で短時間で難しい歯内治療ができるという触れ込みで導入を急ぐ傾向にあるが、現実的には機械が治してくれるわけではなく、術者の技術と知識によって結果は左右される。

CTやマイクロが治療してくれるわけではないことを是非わかって頂きたい。

 

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講演に行ってきましたin郡山

2014年1月25日 (土) 13:12

1月24日(金)福島県郡山歯科医師会のスタディークラブKDSCで講演してきました。

私の講演は歯科難民救済のため、患者さんのお話をもっと歯科医師の先生に聴いて頂くために、患者さんのお話をどのように聴けばいいのか?聴くことに世てどのような治療効果があるのかを医療における科学的根拠に基づいてお話ししています。

現在、医学教育ではナラティブメディスンと言って、患者さん独自の病気体験に基づいたオーダーメードの医療が提唱されていますが、残念ながら日本の歯科医療においてはいまだに「話していたらお金にならない」と患者さんお話を伺う時間すら惜しんで治療をしています。

そのことが患者さんとの信頼関係をどれほど損なう原因になっているか・・・。

少しでも多くの先生方にわかって頂こうと全国を飛び回っています。

これができれば患者さんはいつも笑顔で歯科医院にお越しになれます。

歯医者は決していやなところでなく、行くと気持ち良くて、安心できて、なんでもお話し頂ける場所になるのです。

訪問歯科を専門医している先生は「時間に追われてなかなか患者さんお話を聴くことができていなかった」と反省していると講演後メールを頂きました。

歯科医療は「技術」だとは思っていないでしょうか?

もちろん、患者さんの抱えた問題を解決できる技術を持つことは最低の条件です。(現実にはそれすら持たない歯科医師もたくさんいるのですが・・・。)

しかし、患者さんの本当の訴えを聴く力のない歯科医師に治療を受けたばかりに際限なく治療を繰り返している歯科難民がたくさんいることを私たち歯科医師は認識しなければいけないのではないでしょうか?

郡山歯科医師会の中で特に熱心に勉強されているKDSCの先生方が患者さんとのコミュニ受け―ションについてさらに理解を深め、歯や歯茎だけでなく、患者さんを安心させ、将来の不安さえも解決できるように支援できるようになることを期待しています。

 

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あなたの望む治療と歯科医が考える治療は違う

2014年1月12日 (日) 20:10

よくこんな電話がかかってきます。

「詰め物がとれてしまったのですがつけてもらえますか?」

患者さんはとれたことで食べ物が詰まる、少ししみるという生活上の不都合があって詰めて欲しいわけです。

ここでA歯科医院に行くとは行く検査をしないと治療できないというのです。

そこで早く治療して欲しいこの患者さんはB歯科医院に行きました。

B歯科医院ではすぐに穴を詰めてくれました。治療は終了です。

1回で治療は終わったのですが、そのあといろいろな問題が・・・。

歯と歯の間に食べかすがつまり食事では爪楊枝がかかせません。

冷たい水がしみるようになりました。

噛むとキーンと神経に触るような痛みが出ます。

A歯科医院ではたとえたった1本の虫歯の治療でもお口全体の検査をします。

それは口は1つの臓器と考えているからです。

医者に行けばお腹が痛いと言えば問診をして、聴診をして、異常があると考えられる胃や腸の検査をするでしょう。(レントゲンやMRI,CTなど)

もちろんどんな場合でお体温や血圧などを測るでしょう。

しかし、歯医者の多くは行くとこうした検査などを省いていきなり削るのではありませんか?

たった1本の虫歯の治療でもレントゲンを撮り、虫歯の大きさを検査し、歯を削る量を見極め、必要であれば神経を保護する処置を施す。

患者さんに治療前にその予想される状況をお話ししておくことで治療後たとえ冷たい水にしみても「先生が治療のときに行っていた症状だから様子を見て大丈夫」と安心できる。

虫歯になった原因についての検査の結果を聞いて「もう2度と虫歯になりたくない」と思えば予防治療を受けることができる。

自分では気づいていなかったが歯周病の検査の結果歯周病が進んでいることに気が付く。

歯周病について説明してもらい治療と対策をたてることで重度の歯周病にならずにすむ。

歯周病は自分では全く気付かいない間に進み、気づいたときは多くの場合手遅れになる怖い病気です。

咬合についての検査では詰め物がとれた原因が噛み合わせにあった時にはとても大切です。

よく、つけても付けてもとれてしまうという話を聞きます。

噛み合わせに異常があったりTCHという歯の異常接触癖があるといくら強力な接着剤で付けても、いくら固いセラミック(ジルコニア)をつけても外れる、割れる、欠けるを繰り返すのです。

以上の検査はごく一部ですが、歯科治療はあなたが考えているほど簡単なことではありません。

十分な検査と診断能力、そして治療技術がなければあなたが満足できる以上の治療はできません。

今まで何度も同じ歯の治療を繰り返してはいないでしょうか?

そのたびに歯は削られ、歯を失う方向に向かうのです。

検査もせず治療をする歯科医院があまりにも多いため「すぐに治療してくれないのはおかしい」なんて思ってはいないでしょうか?

検査をせずに治療を先行させた方が歯科医院は儲かります。

検査よりも治療の方が高額だからです。

良い治療や予防ができるとその患者さんは治療がなくなります。

すると、その医院の近所の方は治療がなくなり、歯科医院は儲からなくなるというのです。

山田歯科医院には実は近所の方はあまり来ていません。

20分以内にお出でになれる患者さんは約2割。

あとの8割は遠くたくさんの歯科医院を通り過ぎt絵当院にお出でになります。

予防をしていると言いながら毎年のように虫歯が見つかり治療している。

検査をしているのに、治療中に説明のない歯に痛みが出る。

こんな経験をした患者さんが近くでは十分な治療は受けられないとわかりお出でになるのです。

治療以前の検査や予防についても重要だということを是非知って頂きたいと思います。

あなたの望む治療と歯科医が考える治療は歯科医の知識や経験、治療技術によってこんなにも違うのですから・・・。

 

 

 

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