2014年10月16日 (木) 18:13
当院では現在歯科衛生士の募集をしています。
結婚、出産・・・歯科衛生士のほとんどが女性のためこればかりはおめでたくも避けがたいのです。
最近、こんな話を面接に来た歯科衛生士からよく聞くことがあります。
「先生の治療技術がどうも信頼できなくて・・・」
「自分の知識や技術に自信が持てず勉強したいのですが学べる環境ではない」
熱心な歯科衛生士が経験を積んでわかることのひとつが歯科医師の治療技術の良し悪し。
長く患者さんを継続的に診ているからこそ技術の問題がわかるようになるのです。
悲しいかな、自分が長年診ている患者さんのトラブルが歯科医師の技術不足によるものだとしたら、患者さんを思う歯科衛生士ほどその現実に我慢できなくなるでしょう。
いくら愛想がよく、人間的にいい歯科医師であっても技術が伴わなければ患者さんに満足してはいただけません。
患者さんと歯科衛生士との信頼関係が、歯科医師の治療技術のために崩れ去るのです。
雇われの身である歯科衛生士にとっては大きな問題です。
多くは30代以降の中堅歯科衛生士が抱える悩みのようです。
居心地の良い環境であありますが、患者さんのことを考える素晴らしい歯科衛生士ほど悩むわけです。
こうして優秀な歯科衛生士になるであろう人材が飼い殺しにされ、自分の仕事が嫌になり業界から離れる人もあるようです。
不幸なことです。
歯科衛生士は残念なことですが勤務する環境によって将来が左右されてしまいます。
自分の将来を見据えて勤務先を選ぶことが必要です。
患者さんにとってもそんな優しい、思いやりのある歯科衛生士がいる歯科医院に通いたいものですね。
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