2014年7月10日 (木) 18:34
歯科医院はどこも同じ?
あなたは歯科医院を選ぶとき、どんなことを条件として選んでいますか?
「歯科医院なんてどこも一緒じゃないの?」と考えていらっしゃる方もまだ多いのかもしれません。
今から40年も前のことですが、当時の厚生省(今の厚生労働省)が新聞に大きな広告を出しました。
「虫歯の洪水」といわれるほど虫歯が多かった当時、歯科医院での治療を促すために出された広告は、健康保険で質の高い治療が、どこの保険にでも同様に受けられるというものでした。
いまだにその影響から「歯科医院はどこも同じ」と思っていらっしゃる方が多いようです。
本当にそうなのでしょうか?
違う!歯医者の腕前
考えてみてください。
歯科治療の“技術”ひとつとってもわかると思います。
まず、歯科医になるために歯科大学を受験した人は、あなたが高校生だった頃、同じ教室に何人いたでしょう?
多分、いたとしてもひとり?
それでは、クラスで美術の時間に絵が上手かった人、彫刻が上手かった人など上手な作品を作れる人は何人くらいいたでしょう?
多分2.3人はいたのでは?
歯科医の技術は「手先」の器用さによるものです。
もちろん、トレーニングも必要ですが、芸術と同じくセンスも大切なのです。
さて、クラスで歯科医になった人はみな手先が器用で絵が上手かったでしょうか?
残念ながら近年の歯科大学の入試にも、歯科医師の資格取得のための国家試験にも「実技試験」はないのです。
要は、ペーパーの点数さえ取れれば歯科医師にはなれるのです。
だから、歯科医師の“技術”の優劣をはかることは、非常に難しいのです。
歯科医師だから治療が上手とは限らない・・・ということです。
例えば「歯学博士」という学位や○○の認定医、専門医といったものでもわからないと思います。
(この件につきましては私見とさせて下さい。
6月9日のブログ朝日新聞社説“歯科の「認定医」に統一基準を”を参考にしてください。)
まして、医院HPの症例写真など、どこかの書籍から拝借したものもあり、本当にその先生の治療なのかさえわかりません。
どこのHPもいいことしか書いていないですから・・・。
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