2014年3月5日 (水) 18:37
3月2日(日)第2回TCH研究会「TCHの概念とコンセンサスを報告する会&アドバンスセミナー」が満席にて開催されました。
TCHとはTooth Contacting Habitの略で「上下の歯の異常な接触の癖」を意味します。
最近ではこの考えを提唱した先生のひとり、東京医科歯科大学顎関節治療部の木野孔司先生がテレビに出ていらっしゃるのでご存知の方もいらっしゃる賀茂しれません。(木野先生の書籍は当院HPでも紹介しています)
顎関節治療の世界的観点からみた最新の治療法であると思います。
私は2年ほど前に木野先生が主催する「次世代の顎関節症治療を考える会」
http://www.tmd-kino.com/ の第1回の講演会に参加し、木野先生にお願いして東京医科歯科大学顎関節治療部を見学させて頂いた頃から取り組んでいます。
実際に当院では2013年1年間で顎関節症関連症状で来院された患者さん30名に実施し29名はTCH是正指導によって症状が改善しています。(ほとんどが1回の来院のみでその後訴えがなくなりました。)
残りの1名は急に歯がしみるようになったとの訴えで、レントゲンでも全く問題がないにもかかわらずしみるとのことでTCH是正指導をしましたが、TCHはあるもののTCHが起きた原因が痛くなる前にメガネを新しくしてツルが合わずに治していないとの話があり、その後の来院で「メガネをなおしたらすぐに治った」とのお話で、TCHとの因果関係がはっきりしないのです。
まだまだTCHについても誤った理解が多く、なかなか大きな効果をあげられない先生も多いようです。
患者さんがびっくりしてしまうので・・・。
しかも歯を削ったりかぶせたりしない。
そのうえもちろんお金もあまりかからずにできる。
こんな治療があるんです。
歯科医自身が目から鱗が落ちる考え方です。
是非、お悩みの方は歯を削る前に、TCHに取り組む歯科医院にお問い合わせください。
ちなみに、お知らせする会、アドバンスセミナー、懇親会と当院歯科衛生士と出たのですが、会の主要メンバーが知り合いばかりなのでその後も2次会に行き、最後は顧問の東京医科歯科大学顎関節治療部西山先生とうちの歯科衛生士を見送って解散。0時を回っていました。
懇親会の席で、8月の第3回のアドバンスセミナーでの講演を依頼されました。
実際に実践して効果をあげるために必要な心理学、行動科学の理論をお話しします。
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